
Analog Rytm のコントロール
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MACHINE
最初に [PARAMETER] キーを押してから SYNTH を 2 回押して、ドラムトラックの MACHINE を簡単に選択できます。MACHINE
では、特徴のあるドラムモデルを作成するために、特定の方法でボイス回路の物理パーカッション・サウンド・ジェネレーターを使
用します。
例えば BD トラックは、最初のボイス回路のサウンドジェネレーターを使用します。デフォルトの BDHD MACHINE には、サウン
ドをシェイピングするために、チューニング可能なアナログオシレーター、選択可能な 3 つの異なる波形、カスタムエンベロープが
あります。これらの MACHINE 固有のシンセシスパラメーターは、SYNTH パラメーターページにあります。他の MACHINE で
は、1 つ以上のオシレーターを使用する、異なる方法でサウンドジェネレーターを使用するように選択できます。例えば、BD トラッ
クを有効にして、周波数モジュレーションや他の多くのサウンド生成技術を実行できます。
トラックは物理的に異なるサウンドジェネレーターをコントロールしているので、任意のトラックから全ての MACHINE にアクセ
スすることはできません。上記の図は、同じ陰付き灰色のボックスの境界内のトラックで、各パーカッション・サウンド・ジェネ
レーターを利用する様子を示しています。MACHINE の包括的なリスト、MACHINE を利用可能なトラック、アクセス可能な固有
の SYNTH ページパラメーターの詳細については、 付録 D:MACHINE を参照してください。
回転式エンコーダー
8 つの DATA ENTRY ノブ、LEVEL ノブ、MASTER VOLUME ノブは、丈夫な 2 つのプラスチック製部品から構成されています。
親指と人差し指でつまむのにフィットするようにデザインされた形状で、表面はスリップ防止のためにゴムで覆われています。
MASTER VOLUME ノブは絶対的なエンコーダーで、可動範囲は左右に約 320 度です。一番上の表面の小さな白い点で、位置が示
されます。一方、LEVEL ノブと DATA ENTRY ノブ ( アクティブなキットに様々なパラメーター値を設定できます ) は相対的なエン
コーダーで、何回でも回転します。これらのエンコーダーを押しながら回すと、関連の値をより高速に変更できます。
実用的操作
Analog Rytm のフロントパネルの機能レイアウトでは、サウンドの微調整に両手を使用しないで、片手だけを使用して多くの複雑
な操作を実行できます。互いに近くにある全てのモードとトラックキーによって、片手でトラックをミュートしたり、半音階再生し
たり、シーンを変更したり、パフォーマンスマクロを展開することが可能です。また、片手でリトリガーしたり、テンポをタップし
たり、パターンモードを変更したり、パターンを選択したりできます。
キーの動作
グループとしてのトラック選択キー ([TRACK] キー +[PADS] のいずれかと [FX] キー ) には、ラジオボタン機能があります。つま
り新しいトラックがオンになるように設定すると、前にアクティブだったトラックは同時にオフになります ( 常に 1 トラックのみが
選択されていなければなりません
)。さらに 5 つの [PARAMETER] キーと [TRIG SETUP] キーから構成されたグループにもラジオ
ボタン機能があります。
モードキーである [MUTE]、[CHROMATIC]、[SCENE]、[PERFORMANCE] のキーには、オン / オフ機能とラジオボタン機能の
両方があります ( つまり、一度に全てをスイッチオフして、いずれか 1 つだけがオンになるようにできます )。[SONG MODE] キー
と
[CHAIN MODE] キーでもこれは同様です。
[TRACK]、[FUNCTION]、[RETRIG] のキーは、機能を実行するために、他のキーと組み合わせて押さなければなりません。
モードキー
Analog Rytm の動作モードを変更できるメインの 4つのキーがあります。[MUTE]、[CHROMATIC]、[SCENE]、[PERFORMANCE]
です。これらのキーの上部の赤色の LED は、モードがオン ( 全灯 ) であるかオフ ( 消灯 ) であるかを示します。
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